世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた二〇〇〇年代半ばそのまやかしを見抜き、世界経済のシステム自体が破綻するほうに賭けた一握りのアウトサイダーたちがいた。難攻不落の鉄壁のまやかしを演出するのは、ゴールドマン・サックスやリーマン・ブラザーズなどの投資銀行ムーディーズなどの格付け機関に、米国政府。彼らに挑んだその大相場を人は、「世紀の空売り」と呼んだ。『マネー・ボール』を超えた痛快NF。
【目次】
序章 カジノを倒産させる/第1章 そもそもの始まり/第2章 隻眼の相場師/第3章 トリプルBをトリプルAに変える魔術/第4章 格付け機関は張り子の虎である/第5章 ブラック=ショールズ方程式の盲点/第6章 遭遇のラスヴェガス/第7章 偉大なる宝探し/第8章 長い静寂/第9章 沈没する投資銀行/第10章 ノアの方舟から洪水を観る/終章 すべては相関する